股関節の仕組み

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痛みの原因や手術のことを知るためにも、股関節の仕組みを知ることはとっても大切です。

股関節の骨と軟骨

股関節は大腿骨の頭(大腿骨頭)と骨盤側の受け皿(臼蓋)によってできています。大腿骨頭と臼蓋の表面には軟骨があり、クッションの役割をしています。

この軟骨がすり減ってしまうと、骨同士がぶつかり合い痛みが出てきます。

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股関節の仕組み.png

股関節の関節包

股関節の周囲には関節包という袋でおおわれています。関節包の中は関節液という液体で満たされています。

関節包の表面には靭帯がついており、股関節を安定させています。人工関節を行う際にも、関節包を残したり、靭帯をなるべく切らないようにすることで、出血が減ったり、脱臼しないようになったりします。私も、人工股関節では、全例できる限り温存しています。しかし、関節包を切らないと手術が難しくなるので、できる医師が限られていますので、主治医とよく相談してみてください。

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股関節周囲の筋肉

股関節の周囲には多くの筋肉が存在します。筋肉は全体的に満遍なくついているわけではありません。それぞれの働きに合わせて、束になっています。人工股関節置換術では、これらの筋肉を切って股関節まで到達する方法もありますし、筋肉は切らずに筋肉の隙間から手術をするMISという方法もあります。当然、筋肉を切らない方法の方が痛みも少なく、脱臼などの合併症も少ないです。

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股関節周囲の筋肉.png