放置は危険な股関節痛、膝関節痛

股関節が痛かったり膝関節が痛くても、お薬は飲みたくないとか手術は怖いなどで治療を先延ばしにしている方は少なくないと思います。痛くてもまだ歩けているのに、病院では何で治療を勧められるんでしょうか。

実は、痛くてもすぐに歩けなくなることは稀です。痛いとまずは外出や運動などの動く量が減ります。動く量が減ると筋力が落ちて歩けなくなってきます。そのため、『歩けなくなったら手術をしよう』と考えていると、歩けなくなることには手術をしても筋力が無くなっているのでなかなか歩けるようにはならないのです。また、動く量がへると、動脈硬化や、認知症、骨粗しょう症などが進んできます。人工関節などを行わず痛みを放置していると、心筋梗塞などの発生が増えるとか、寿命が短くなるといった研究結果がいくつか出ています。

骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している状態のことをいいます。ロコモが進むと日常の生活が制限され、さらに悪化すると、支援や介護が必要になる可能性が高くなります。要支援、要介護になる原因のトップは転倒、骨折や関節の病気など運動器の故障です。ご自分の足で歩くことができて介護されないで済むようにするには、関節痛をしっかり押さえて筋力や体力を落とさないようにすることが必要です。

現在の日本でも、平均で10年程度は健康上の問題で日常の生活が制限されているといわれています。しかもその4分の1は運動器の障害が原因です。(ほかの原因は認知症や脳血管疾患など)

。健康な人生を最後まで送るために、痛い関節はしっかり治療しましょう

 

ロコモティブシンドローム