変形性股関節症 ・ 変形性膝関節症

変形性膝関節症で痛みの出ている人.jpg

変形性関節症とは

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変形性関節症は関節への負担が原因で、軟骨がすり減ったり、骨が変形し痛みが生じる病気です。関節が痛むため、関節リウマチと間違えられやすい病気です。変形性関節症は英語で“Osteoarthritis”といい、その頭文字からOA(オーエー)と略されることもあります。膝に起きた変形性関節症を変形性膝関節症とよび、股関節に起きた変形性関節症を変形性股関節症と呼びます。 変形性膝関節症が進行すると、痛みが強くなり、関節の曲がる範囲(可動域)が制限され、 起立や歩行に大きな影響を与えるます。

変形性膝関節症の患者数

厚生労働省では、国内での変形性膝関節症患者数を、自覚症状を有する患者数で約1000万人、潜在的な患者数 (X線診断による患者数)で約3000万人と推定しています。高齢化の中、患者数は年々、増加しています。発病率は高齢になるほど上がります。50歳以降の男女比(患者割合)では、女性のほうが男性よりも1.5倍~2倍多いことがわかっています。変形性股関節症の有病率は1.0~4.3%で1)、これを日本の人口で換算すると120万~510万人になります。また、男性は0~2.0%、女性は2. 0~7.5%で、女性の方がかかりやすい傾向にあります。

変形性関節症のメカニズム

変形性膝関節症は、もともとのO脚やX脚に加えて、前十字靭帯損傷などの外傷、運動による負担、体重増加、経年的な軟骨の摩耗などのいくつかが組み合わさり起こってきます。変形性股関節症は、先天性股関節 脱臼  や先天性 臼蓋形成不全  が原因で長い年月のうちに変形性股関節症となるケースが90%を占めています。先天性股関節脱臼は、幼児期のおしめの巻き方が原因で起こる場合もあり、また乳児検診が発達したこともあり最近は減少傾向にあります。

変形性関節症の診断

変形性関節症は通常、X線撮影で診断できます。軟骨の部分はレントゲンに写らないため、骨同士のすきまの開き具合、 骨の形を医師は観察します。関節リウマチなどのほかの病気が疑われる場合には、血液検査や関節液検査を行うこともあります。また、関節軟骨や、滑膜、骨壊死の有無などを把握するためにMRI撮影による検査を行う 場合もあります。

変形性関節症の進行

変形性関節症は徐々に進行していく病気です。短~中期間での痛みの変動はありますが、長期的に見ていくと徐々に軟骨がすり減り痛みが強くなってきます。はじめは動き始めが痛かっただけなのに、そのうちに歩いたり階段が大変になってきます。最後には歩くのも難しくなったり、動かなくても痛いままになっていきます。

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