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人工股関節・人工膝関節の最新知識
浅草病院人工関節センター長
東北海道病院非常勤医(2024年4月から)
望月 義人



人工股関節(THA) ・ 人工膝関節(TKA)では身体障害者手帳がもらえない?

『人工関節入れたので、障害者手帳もらえるんですか?』、『区役所で身体障害者の申請を勧められたんだけど・・』という相談を最近よく受けます。
以前は人工股関節(THA)や人工膝関節(TKA)の手術を受けると、片足で4級、両足で3級となりした。ところが2014年4月から法律が改正され、人工関節を入れただけでは身体障害者手帳がもらえなくなりました。残念なことに市や区の福祉窓口の担当者も、この改正を知らずない人が少なくありません。
(人工股関節・人工膝関節の最新手術ついてもっと知りたい方はこちらへ→Click
身体障害者手帳とは
『身体障害者福祉法』という法律に基づいて、一定の障害のある18歳以上の方に都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けることができます。
身体障害者はその障害の程度に応じて1級~7級までの等級が定められているます。障害の程度は、等級の数字が小さいほど重く、大きくなるほど障害の程度は軽くなります。
また、その等級によって、受けられるサービスなどが変わってきます。7級の等級もありますが、7級では法律上の障害者とは認定されず、身体障害者手帳は交付されません。
障害者手帳で受けられるサービス
障害者手帳により『各種税金の控除』、(医療費助成』、『公共交通機関の割引』などが受けられます。
