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当直明けの医者に手術されるのは嫌ですか?

こんにちは、まさに当直明けの寝不足で書き始めているところです。




自分や自分の家族を手術する医師が、実は前日に当直しておりほとんど寝ていないと知ったらどう思いますか? 私なら嫌ですね。ほとんどの患者さんが、自分の時だけはせめてしっかり寝て元気に手術してほしいと願っていると思います。


医師には夜間の病棟の患者さんの急変に備えたり、救急外来に来院される急病人を診るために病院に泊まって診療する当直というものがあります。


通常、日中に通常診療をこなし、夜間そのまま当直します。そして、その翌日もそのまま通常診療を行う外科医がほとんどなのです。(現状はこのサイトなどを参考にしてください)


労働基準法に違反しているのでは?と思いますよね

でも、厚生労働省は以前、医師の残業時間の上限を「年1900~2000時間」とする制度案をだしています。。。 年2000時間=月167時間=週38時間です。


さて、みなさん日本の医療はどう思いますか? 


患者さんやその家族の希望(勝手な予想です)

 医療費はもっと安くしたい

 病院は遠くないところにあってほしい

 夜間救急のたらい回しなんてけしからん

 手術したら一人で生活できるまで見てほしい

 主治医が外来も手術も病棟も診てほしい

 何か起きたら当直医ではなく主治医に見てほしい

 などなど


アメリカの医療を見てみますと、

 医療費は日本の数倍です。

 救急病院などは非常に大きなセンターにまとめてしまっています。医師やスタッフが多くなるので交代で勤務が可能ですが、患者さんは長時間かけて通院しないといけません。

 人工関節しても1~2日で退院させられてしまいます。

 外来担当と手術担当などが分かれている病院も多くあります。

 チーム制であり、患者さんが困っている時にも主治医は現れないかもしれません。


こう考えると、当直明けに帰れないで手術をするのは、日本の『医療への希望』を実現した結果なのでしょうね。現在の日本の保険医療制度ではすぐには解決しそうにありません。


それでも手術してくれる医師は、当直明けではなく元気な方がいいと考えてしまいます。



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